「この子は発達が…」「家庭環境が…」「親が…」
話を聞かない、指示が通らないなど、いわゆる『保育者の思い通りにならない子ども』に対して、うちの園の保育士達が言っている言葉。
もう聞いていられません。
自分の保育に問題があるとは考えられないでしょうか?
指示が通らない?
指示が分かるように伝えていますか??
発達障害??
その根拠は?知識はあるの?
親のせい?
親御さんの立場になって考えたことはある?想像してみた?
日々の保育の中で、確かに問題行動のあるお子さんはいます。
周りやクラス活動に影響も出ていることもあるでしょう。
確かに中には発達や家庭環境などの問題から、そうした行動が出てしまう子もいます。
ですが、なんでもかんでも子どものせい・親のせいにするのは違うのではないでしょうか。
自分の保育を顧みることはしていますか?
誰かのせいにするのはとても楽です。ただ責めればいいのですから。
自分に問題があるかもしれないと考えるのは、勇気がいります。
精神性が高くないとできません。
保育者にはこの高い精神性が求められますが、メンタルヘルスに問題を抱えている保育者が多いように感じています。
・子どもが自分を求めて泣く姿に、一種の快楽、嬉しさ、「求められている」と満たされる感覚を得ている。
・厳しく指導する自分に陶酔している。
・子どもや親を非難することに一種の快楽を感じている。見下すことで優越感を感じている。
・自分の考え、学んできた事、行いは正しいと信じている。違うやり方・考え方はおかしいと感じている。
ドキッとするもの、当てはまるものはありましたか?
「これ、私かも…」と思ったあなたは、、、大丈夫です!
絶対当てはまっているのに、認めようとしない、あるいは無自覚な保育者がとても多いんです。
自分のことだとはまるで思っていない。
その言葉掛けや保育が不適切だとは夢にも思わないのです。
そして、保育に問題があってクラスが荒れているのに、それを子どものせいにする…。
こうしたケースが非常に多くあります。
私は、保育士達のメンタルヘルスを整えることが、不適切保育からの脱却に必要なのではと思っています。
園に一人カウンセラーをつけて欲しいくらいです。
闇の深い保育者、結構います。気をつけて!