どのクラスにもいる「ちょっと気になるな」という子。
今まで数多くの子ども達を見てきましたが、近年の「気になるな」という子に共通していることがありました。
それがゲーム・スマホ。
5歳児にもなると大人と同じように会話ができるので、家庭でどう過ごしているかも子ども達の会話から窺えます。
園で他害や多動などの行動や、友達とのトラブル、活動・気持ちの切り替えの難しさが多く見られる子達は共通して、ゲームや動画の話をしていたのです。
「ゲームや動画の話くらい今時の子なら誰でもするでしょ」と思われるかもしれませんが、問題はその量。
園にいる間中のほとんどをゲームの話をしていたのです。
自由遊びでも、製作中でも、食事中でも、常に、です。
当番活動として、最近楽しかったことについて発表してもらった時も、ゲームでした。
友達と遊んだことでもなく、おうちの人と過ごしたことでもなく、出かけたことでもなく、ゲームなのです。
そうした子が過去に何人かいたのですが、共通していたこととして少し気になったのは、全員文字が歪だったことです。
5歳児になるとある程度ひらがなが書けるようになるのですが、ゲーム依存の子達の文字がものすごく汚かったのです。
そばで教えても、そもそも形にならない子もいました。
こうしたことから考えたのは「ゲームは空間認識能力を阻害するのではないか?」ということです。
しかし、ネットで調べても一向にそうしたことは出てきませんでした。
むしろゲームが脳に与える好影響などという記事も出てきたほどです。(集中力が上がるなど)
私は陰謀論が大好きなので(笑)、絶対確実に子どもに悪影響を与えているはずなのに、企業が商品を売るために、情報を故意に公にしていないのだと思っています笑
もしくはゲーム漬けにして現実世界で生きられなくなるように仕向けているとか、人口削減計画の一環なんだとか…笑笑
で、なんとかゲーム・スマホが子どもに与える影響について保護者会で伝えたいと思って見つけたのがこちらの本。

著者:ヴィクトリア・L・ダンクリー 監修:川島隆太 訳:鹿田昌美
この本によると、ゲームやスマホなどのデジタルスクリーンが子どもの脳を壊すというのです。
脳が壊れると起きる「厄介な問題」が以下のようなものだそうです。
・学力が下がる、授業についていけない
・物事に集中できない、気が散る
・突然キレる、泣き喚く、感情のコントロールができない
・人とうまくコミュニケーションがとれない、友達ができない
・不自然に太ってしまう、肥満やメタボになる
・発達障害やうつ病、双極性障害を発症しやすい、症状が悪化する
こうした子ども達、園にたくさんいました…。
ゲームとスマホ、本当に子どもに悪影響なので気をつけてみてください!