トイトレの進め方①

現在、2歳児クラスを担任していますが、トイレトレーニングで悩んでいる親御さんを見かけます。

「周りの子達がどんどんオムツが取れて焦ってきた」

「トイレに誘っても行きたがらない」

なんて声を保護者の方からお聞きしました。

今日から数回に分けてトイトレの進め方を簡単に紹介したいと思います。

①オムツを見て尿の量をチェック

トイトレと一言で言っても、その内容は幅広いです。

便座に座る姿勢ができる、着脱ができる、尿を溜める身体の機能が育っている、下着が汚れた快・不快が感じられる、尿意を感じる、漏らさないよう止めようとする、自分で始末ができる…

などなど、細かく見るとその動作は数多くあります。

トイトレを始めるタイミングとしては、まずは膀胱が育っているかどうか確かめることです。

オムツの状態を見て(できれば1時間に1回程度)、ちょびちょびとしか濡れていないなら、まだ不十分。

逆に1回に出るおしっこの量が多ければ、膀胱にそれだけ溜められているということ。始めてもいい頃合いかもしれません。

(ここでの『トイトレ』は、綿パンツへの移行をメインにお話します。もちろん、1歳頃からおまるに座る等して、便座への感覚に慣れていくことも立派なトイトレです)

尿の量が十分かどうかで気にして欲しいのが、水分摂取量。

園でも、なかなか水分をとりたがらない子達がいますが、そうした子達はやはりトイトレの進みも遅いです。水分を摂らないことには尿も作られませんからね。。。

そして水分摂取を嫌がる子の背景を探っていくと、実は家で哺乳瓶を使っていてコップ飲みが上手く行かないとか、ジュースばかり飲んでいるとか…

そして水分摂取をするための嚥下ができないということは、離乳食の進め方に問題があったり、体を成長させる為の睡眠時間が十分とれていなかったり…

『トイトレ』というとトイレに座らせることばかり考えがちですが、そもそも尿が作るための生活習慣が整っているかが大前提になってきます。

子どもの育ちは全て繋がっていますので、綿パンツへの移行に悩んでいる方は、まずは生活習慣を見直すことも考えてみてくださいね!

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